会社やパワハラ上司との戦いを始める前に、自分として、「何をもって勝利とするか」を明確にしておかなければなりません。

僕は、過去・そして現在の仕事柄、弁護士の知人は多い方ですが、彼らの内の何人かは、所属弁護士会が行う法律相談に携わっています。

守秘義務上問題のない範囲で彼らの話を聞くことがありますが、彼らがみな口にするのが、自分がいったいどうしたいのか、自分でも分かっていないまま相談に来る人が殆どだということです。

係争の相手方に対する非難や、被害者である自分の境遇に対する不満を延々と述べるものの、「じゃあどうしたいの」ということになると、実はよく考えていない人が多い。

相談者は自分が受けている被害をグダグダと述べるばかりでらちが明かないので、弁護士の方が頃合いを見て「それでは、賠償金を請求したいのですか」と聞くことになります。

そうすると、相談者は「いや、自分は金を目的にしてるんじゃない」だの、「金じゃなくて相手の誠意が・・・」とか言い始める。

弁護士が再度、「それでは、相手から謝罪が欲しいのですか」と聞き返すと、今度は「ただ謝罪だけしてもらっても、金銭的な被害も受けてるし・・・」とか、キリがない。

あげくに、「じゃあどうしたいんですか」と聞くと、「先生、どうしたらいいんでしょう」という始末。相談者の大半がそんな風だということです。

もし、あなたがこんな状態で会社や上司との戦いを開始したら最悪です。

何しろゴールが見えていないのだから、作戦も立てられない。

実践では、相手の出方に応じて臨機応変に対応を考えていかなければなりませんが、この「臨機応変」は、自分にしっかりした方針があってこそ、可能となるのです。

自分は何を求めて戦うのか。何をもって勝利と判断し、どのようなゴールを目指すのか。

まず、それを明確にして下さい。すべてはそれからです。
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