この記事を書いている現在、僕の勤務先では、課長クラスの中途採用を行っています。

事務系管理職の募集というのは貴重なようで、多くの履歴書・職務経歴書を見て、そのうち何人かと面接しました。

もちろん僕だけで選考や面接を行っている訳ではありませんが、だいたい意見は一致します。

 

そもそもスキルや経験が応募条件に全く足りない人は論外です。

条件突破応募というのは確かにひとつの手段ですが、あまりにかけ離れているのは、さすがに選考対象にはなりません。

 

さて、問題は、一応募集職種に関する経験や知識がありそうでも、書類選考で落ちる人です。

 

 

こんな職務経歴書は、即断でお返ししました

 

事務系の中間管理職の募集をすると、たくさんの応募が集まります。

今回は、ハローワークにも出しましたので、1週間ほどで20近くの応募がありました。

みなさん、サラリーマンとして、15年から25年の実務経験がある方でしたが、失礼ながら、年齢と職歴からして、この書き方はどうかなぁ、と思う人が少なからずいらっしゃいました。

それだけが原因で落とした訳でもないのですが、職務経歴書というものは、最初に読んで違和感を感じると、その印象が覆ることはなかなかないものです。

お祈りとともに返却した中には、以下のようなものがありました。

 

<50歳近い男が、履歴書に『中学校で生徒会書記』とか書くか?>

これは職務経歴書ではなく履歴書ですが、「中学2年、図書委員会委員長 中学3年、生徒会書記」と書いてあるものがありました。

失礼ながら、50歳近い年齢で、直近の勤務先でも管理職の地位にあったとのことですが、さすがに中学の生徒会のことを書くのはどうかと思います。

ちなみに、中学以後の記載はありません。

この人の、自分の人生のピークは、中学校の生徒会なのかも知れませんが、なんというか、薄気味悪い印象は拭えませんでした。

お祈りとともにお返ししました。

 

<自分自身のことを、「活躍した」と書くか?>

過去の勤務先での担当業務を書く際に、いちいち「○○に従事し、活躍した」と書いている人がいました。1人ではありません。複数いました。

僕の語感が間違っていたら申し訳ないのですが、謙譲の美徳がまだ生きているこの日本では、自分自身の業績を説明するのに「活躍した」とは書かないのではないでしょうか。

 

「○○に従事した」あるいは、もう少しPRする場合でも「○○に従事し、前年比150%の業績を上げた」という書き方であれば分るのですが、自分で自分のことを「活躍した」と書くものかなぁ・・・。

 

みなさん4社、5社と渡り歩いているのですが(これに関しては、我が身を振り返って何も言えません)、在籍していたほとんどの、あるいはすべての会社で「活躍した」とのことです。

ただ、当社としては、お祈りとともにお返し致しました。

 

<強すぎる自己PR>

この応募者を仮にAさんとしますが、自分の能力をPRするのに

「同僚から、『Aさんに任せておけば安心だ』『Aさんがいてくれれば心配ない』『担当がAさんでなかったら、この仕事はうまくいかなかった』良く言われます」

「取引先からも『Aさんでなければ頼めない』『Aさんがいなかったら発注しない』といつも言われております」

と書かれているのがありました。

 

事実、実力があるのか、単に社交辞令を真に受けているのか、俄かに判断はつきませんでしたが、社内からも取引先からも、そこまで慕われ、必要とされている人を我が社に引き抜いては申し訳ないので(笑)、お返ししました。

 

<それを書く意味が分からん>

最後に、自分の性格を「正直で、誠意を尽くす性格です。人から受けた恩は決して忘れません」と書いてあるまでは、まぁ良かったのですが、・・・・

「他人から受けた非礼・侮辱は決して忘れない、芯の強さを持っています」

と文章が続いていて、思わず背筋が寒くなりました。

これ、要するに「私は根に持つタイプです」と言っているのではないでしょうか。

 

怖いので、早々にお祈りしてお返ししました。

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以下は蛇足ですが、上にあげたような職務経歴書を送ってくる人には、履歴書・職務経歴書を3つ折りにして定型の封筒で送ってくる人が多いような気がします。

やはり、管理職に応募するのであれば、クリアファイルに入れ、大型封筒で送るのが常識ではないでしょうか。