転職候補先の会社の情報を、みなさんは何で調べていますか?

転職エージェントからの情報や、その会社のパンフ・ホームページ・・・。確かにそれも企業研究ですが、肝心の、みなさんが知りたい情報がそこにあるでしょうか。

試しに、みなさんが今勤めている会社のホームページを開いてください。

ホームページは外向きに目いっぱい着飾った姿を見せるものですから、悪い部分は全く載っていません。

みなさんが今辞めたいと思っている自分の会社のホームページでも、もし会社名が表示されていなかったら、「この素晴らしい会社は、いったいどこの会社だろう?」と憧れてしまうほど、立派な会社に見えると思います。

転職活動時は、早く今の会社に見切りをつけたい、という思いが潜在意識下にあるので、どうしても「あばたもえくぼ」みたいに、転職候補先の会社が良く見えやすいのです。

そんなときに、相手が最大限の化粧をしたホームページなどで、その会社の「働きやすさ」を判断するのは非常に危険です。

もう一度確認してください。あなたは「外面の良い会社」を探しているのではなく、あなたにとって「働きやすい会社」を探しているんですよね?

 

<実地調査は不可欠>

では、どんな調査をするか。

給料、就業時間、休日については、求人票に書いてあって説明も受けるはずですが、この表向きの就業時間・休日が、実態と乖離していないか、乖離しているとすれば、どの程度乖離しているか、ということが、「働きやすい会社かどうか」を見極める、ひとつのバロメーターであります。

そして、これは、その気になれば案外たやすく調査できる項目でもあります。

確かに時間と手間はかかりますが、転職候補先が遠方であれば、交通費や宿泊費がかかるかも知れませんが、転職という重要なイベントを成功させるためには、絶対に必要な経費と割り切って下さい。

 

<実地調査の実際>

さて、実際の調査方法を見ていきましょう。

基本は、「張り込み」です。例えば、対象とする会社が、「土日祝日休。終業時間8:30~17:30 だとします。この場合、調査のポイントは以下の通りです。

 

① 極端な早朝出勤が行われていないか。

始業時刻の1時間以上も前から、早朝ミーティングなどと称して強制的な朝礼・督励をしている会社があります。

社員の出勤時間帯がどのあたりかを確かめましょう。

始業時刻の30分前から5分前程度であれば、普通だと思います。遅刻者が多い場合、規律的には問題かも知れませんが、勤める側にとっては、おおらかで過ごしやすいとも言えるでしょう。

 

②土曜日の出勤が常態化していないか

土日休みの完全週休二日制を謳いながら、実は土曜日は恒常的な出勤になっている会社が結構あります(日曜日までそうなっているなら、完全にブラックです。逃げましょう)。

会社全体に人の気配がなく、完全に休みモードになっているのであれば、あまり心配はありません。

多数が出勤していて、バリバリに稼働日オーラが出ていたら要注意です。

数名が私服で出勤している程度であればまだしも、あまりに多くの出社者がいるのは黄信号。

平日は営業や外回りで終日つぶれて事務作業をする暇が無く、事務作業をしてくれるアシスタントもいないため、やむなく週末に事務処理をしているケースがあるからです(僕が最初に努めた損保会社では、とにかく時間中は電話や訪問での顧客対応に追われ、留守番電話に切り替わる5時になると、みんな「ああ、ようやく仕事が出来る」と言っておもむろに書類作業に取り掛かり、退社は平均23時でした)。

 

③現実の退社時間帯は何時なのか

終業時刻が17:30と書いてあっても、現実がそうなっているケースは多くはないでしょう。

人によって感覚は違うでしょうが、僕の感覚としては、定時が17:30の場合であれば、現実の退社時間帯が18:00~19:00の範囲にあれば、一応許容範囲と考えます。

しかし、夜の9時10時になっても、事務室の灯りが煌々ととついてたくさんの社員が残っているような場合は、恒常的な残業(多分サービス残業)が行われている可能性が高いです。

 

④昼休みの会話に注意

昼の時間に昼食をとりに複数で外出する社員がいれば、後をつけて同じ店に入ってみるのも手です。同僚同士の会話から、内情が伺える場合があります。