「中高年の転職は難しい」というのは、確かに、一般的な事実だろうとは思います。

「中高年が転職する場合、賃金などの条件が相当悪くなるのを覚悟しなければならない」というのも、統計的な事実なんでしょう。

 

でも、それはあくまで平均値であって、あなたも必ずそうなる、というものではありません。

 

僕は、45歳を過ぎてから2回の転職をしているのですが、いずれの転職でも、前職より給与などの条件はアップしました。

そして、この先不幸にして「もう1回」となったとしても、今の条件を落とさずに転職可能ではないかと密かに思っています

(これは,この記事を書いたあと,平成29年に現実になりました)

 

僕は、事務職者として、特に優秀な方ではありません。新卒で就職し、何度か転職しながらも会社の中で育ってきた、極めて平均的な文系サラリーマンだと思います。

 

これまで、5回の転職をしながら、大学卒業後1日の空白もなくサラリーマンでいられ、条件が悪くなる転職もしなくて済んだのは、

① 運が良かった

② 経験上、転職の戦略と要領が分かっていた.

という2つの理由によると思います。

あなたも、戦略・戦術さえ間違わなければ、中高年になってからでも、条件アップの転職をすることは十分可能だと思います。

 

<良い条件で内定が出るまで、今の勤務先を辞めない>

今の勤務先より良い条件で内定が出ない限り、今の勤務先を止めないことにすれば、絶対に条件ダウンの転職となることはありません。

「馬鹿にするな」と怒られそうですが、これが中高年の転職の最大のコツだと僕は思っています。もっと簡単に言うと、「急ぐな」「妥協するな」ということです。

中高年が良い条件で転職するとすれば、それまで培った経験や能力を武器に、管理職・幹部社員として転職する以外にありませんが、転職サイトを見れば分かるように、実は管理職の募集は結構あるものです。

零細から育った中小企業の場合、社長の片腕となる人間が欲しいが、社内に相応しい人材がない、などという理由で、外側に人材を求めるケースはよくあります(ただ、このような募集をしている先への転職はちょっと危険な面もあります。これは稿を改めていずれ書くことにします)。

ただ、最初から高給を提示して外部に人材を求めるのですから、選考もなかなかシビアであるのは事実です。工場のライン工が1人欠けたから、とりあえず1人、というのとは違います。

こちらは「良い条件が出るまで待つ」ですが、相手も同様に「良い人材が来るまで待つ」なのです。事務系管理職の募集では応募者が殺到するのが普通ですが、書類選考でふるいにかけた後、10人と面接しても、これは、という人材がいない場合は全員不採用となります。芥川賞と同じで、「該当者なし」ということになるのです。

日頃から転職サイト等で管理職の募集を見ていると、長期間にわたって掲載されているものが結構あります。恐らく、トップが気に入る人物がなかなか来なくて、採用に至っていないのでしょう。

では、そういう求人は要求水準が高くて、凡夫には手が届かないのか、といえば、これが案外そうでもないのです。

もちろん、基本的な経営知識や年齢相応の教養は必要でしょうが、実は「相性」というのが、採否を決める一番大きい要素なのです。中小で経営に係るような管理職を募集する場合、トップが直接面接することが多いのですが、結局このトップと相性がいいかどうかで、採用が決まるというのが現実だと思います。

ですから、あなたが「たまたま」トップと相性が良ければ、それまで何十人もが挑んで敗れた求人案件に、すんなり合格することも有り得るのです。

そういう案件に出会うまで、「急がず」「慌てず」「諦めず」に転職活動を続けられる人が、最後に勝利を掴むのです。

Don’t rush, don’t panic, and never give up!


 

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