僕はこれまで4回転職して、5つの職場を経験しています。

最初の転職は34歳のとき、いわゆるUターンで、このときは転職情報誌が主催した「Uターン・Iターンフェア」を利用しました(当時は今と違って、まだインターネット経由で転職支援会社に登録したりして活動するのは、まだ一般的ではありませんでした)。

うつ病発症を経た次の転職で、初めて転職支援会社、転職エージェントのお世話になりました。当時は、「職安にはまともな求人はない」というのがある種の常識であり、職安は見向きもしなかったのです。

転職先の会社は、僕を紹介したエージェントに約180万円の紹介手数料を払ったのですが(入社の1ヶ月後、僕自身でこの紹介料の支払決済をしました)、2年後には退職届を書くことになったときは、いささか罪悪感がありました。まぁ、僕は自分が一番大事という人間ですから、微々たる罪悪感でしたが。

このときももちろん、退職届を書く前に転職先を確保していたのですが、実はこれはハローワークに載っていた求人です

僕自身は、例によって「ハロワにいい求人がある訳ない」と思って転職支援会社に登録して活動していました。妻は「職安も見てみれば?」と言っていましたが、「職安に好条件の求人なんかないよ。金をかけて人材確保しようという会社は、ちゃんとエージェントを使っているよ」と答えていたのです。

妻はそれ以上何も言いませんでしたが、密かに職安の求人をPCでいろいろ探していて、ある日「これはどう?」とPC画面を見せてきました。

見ると、これまでの自分の経験業種にはない製造業の会社の求人ですが、求人職種は「法務・総務」部門の課長職で、年収は幅があるものの、希望条件範囲をクリアしています。

その後、履歴書を出し、面接で社長とウマが合い、無事採用に至ったのですが、採用時点で給与は前の会社よりかなり高い提示を受けましたし、課長として入社してから9か月目には部長に昇進しましたので、客観的にも好条件の転職だったと思います。

いや、正直言ってこの転職活動を通じて、エージェントから打診されたいくつかの案件に比べても、処遇条件は明らかに上でした。「職安も馬鹿にできない」と自覚したものです。

それから5年後、僕を気に入ってくれていたはずの社長でしたが、やはりワンマン気質で僕との間に次第に溝が出来て広がり、ついには修復不能となって、最後の(今のところ)転職に至りました。

このときは、最初から転職支援会社とハローワークの2本立てで活動し、その結果、ハロワ経由で1件、支援会社経由で1件の内定を得ました。検討の結果、支援会社経由で今の会社に入社した訳です(ここでも、自分自身の紹介手数料約250万円を自分自身で決済することになりました)が、職安経由で内定をくれた会社が示してくれた処遇条件も、十分入社を検討するに値するものでした。

 

最近のハローワークでの求人を見ると、月例給50万以上の事務系管理職求人も結構目につくようになっています。インターネットハローワークは休職登録しなくても誰でも閲覧できるのですから、「職安はダメ」と頭から決めつけず、一度自分の希望条件を入力して検索してみることをお勧めします。

 

 自由な人生を手に入れる教科書