転職活動を開始したら、とにかくたくさんの求職企業の情報を集めることが必要です。以前に比べ、職安に管理職求人を載せる企業も増えてきたとは思いますが、やはり幹部クラスの求人は、企業名を伏せて人材紹介会社転職を介して行うケースもまだ多いようです。

好条件の管理職求人をオープンにすると、募集枠1人のところに十数人、ときには何十人も殺到してしまうことがあります。

それらがみんな優秀な人材なら、企業としても嬉しいのですが、大抵の場合、履歴書を送ってくる人の大部分がとても求める水準には達しておらず、ただ煩わしいだけ、ということになりかねません。

もっとも、求人広告だけではどんな仕事にどんな人材を求めているのか、求職者の側でもなかなか正確には掴めないので、無理からぬことではあります。ミスマッチは、お互いにとって時間と労力の無駄になります。

そこで、求人内容を吟味して、自社に登録している求職者の中から適性のある人をピックアップし、求人企業と求職者の橋渡しをしてくれるのが「転職紹介会社」です。

紹介会社の社員で、求職者の相談に乗り、適した企業を探して紹介してくれるのが「転職エージェント」と言われる人たちです。

 

まず、できるだけたくさんの紹介会社に登録しよう

僕自身、今の勤務先は紹介会社のエージェントを通して就職を決めましたし、年配の担当エージェントから応募先について適格な情報を得ていましたので、面接もスムーズに終えることが出来ました。

人材紹介会社を利用する場合、求職者は一銭のお金もかかりません。人材紹介会社は、紹介した人材の就職が決まったら、会社側からその人の想定年収の20%~30%を紹介料として受け取る、完全成功報酬制にて運営されているのがほとんどです。

あなたが、転職を決意したら、まずは複数の紹介会社に登録をして下さい。

技術職を大量に採用するような場合は別ですが、幹部社員1名だけを採用しようとというような場合、その会社は普段から付き合いの深いエージェントが所属する特定の1社か、せいぜい2社ぐらいに依頼をするケースが多いと思います。

求職者の側では、自分が登録した紹介会社が持っている求人情報しか見られないわけですから、自分の希望に合う良い求人案件を知らずにスルーしてしまうことがないように、とにかくたくさんの紹介会社に登録をすべきです。

良い転職エージェントとは

多くの紹介実績があってその会社によく出入りしており、選考を行う幹部社員や経営者の人柄まで熟知しているエージェントがベストです。面接の対応についても、その会社に合った具体的なアドバイスが貰えます。

それから、その会社をよく知っているので、「この人は合わないかな」と思えば、率直にそう言ってくれるのも、良いエージェントです。面接時に相手の受けの良いことを言い、性格的に合わない会社に入っても、あなたは遠からず、またストレスに苛まれるでしょうから、合わないと思ったら最初からそう言ってもらったほうがいいのです。

逆に、「とりあえず半年頑張ってみましょうよ。どうしても合わなかったら、また別のところを紹介しますから」などというエージェントがもしもいたら、あなたやクライアントである会社より自分のノルマを優先して考えている「悪いエージェント」です。

それよりはマシですが、応募先の会社についていろいろ聞いても、「さぁ、どうですかねぇ」ばかりが返ってくるエージェントも、自分の仕事を単なる面接のアレンジメントだと勘違いしている無能な「エージェントもどき」です。

もしこういうことを言うエージェントに当たったら、紹介会社の上部に言われたことをそのまま伝え、担当変更をするよう申し入れて下さい。

転職活動は、1社だけ面接して決まるとは限りません。担当のエージェントとの相性は大切です。

人材紹介会社にとって、あなたがそれなりの年収で売り込める「高く売れる商品」であれば、あなたの希望を容れて、社内評価の高いエージェントに担当替えをしてくれるはずです。