会社のストレス(業務過多、あるいは人間関係やハラスメント)による心因反応は、会社に行かなくなると、嘘のように消えるのが普通です。

最近、「職場だけで鬱になる人」「新型うつ病」が話題となり、一部では単なるレイジーとして非難がましく取り上げられていますが、そもそも、ストレスの原因が職場環境であることがはっきりしているのですから、そこから離れれば緩快するのは当然のことです。

空気の汚れた、埃だらけの場所で咳き込んでいる人が空気のきれいな場所に移動して咳が収まるのは当たり前ですよね。ストレス源がなくたって鬱気分が解消するのも、それとまったく同じです。

 

<休職中の注意事項>

休職を獲得した際に、注意することがあります。

 

第一に、この休職はあなたの心身を休息させて回復させるためのものであると同時に、戦略的なものだということを忘れてはなりません。

前述したとおり、休職により、あなたの身体不調、動悸や発汗、呼吸困難の原因から遠ざかると、これらの症状は嘘のように無くなるのが普通です。久々に感じる、穏やかな日々です。しかし、その環境にただ安住して溺れてはいけません。

まぁ、あなたが受けてきた仕打ちを思えば、1週間ぐらいは安息に浸っても仕方ないと思いますが、それを過ぎたら、戦略開始です。

多くのサラリーマンが、転職や社内サバイバルのためにスキルアップが必要だと分っていても、それがなかなか実行できないのは、ひとえに「時間がないから」です(この『時間がない』が本当か嘘かは別の問題として)。

学生時代以来の「時間がふんだんにある」という状況を手に入れたのですから、これを十分に生かしてスキルアップしましょう。

 

 

<朝型の生活をせよ>

自宅療養の場合、出勤時間の縛りがないので、つい朝寝をしたくなります。戦略的な休職であれば、毎日数時間は勉強に充てたいところですが、昼に起きてもまだまだ時間はたっぷりあるのも事実です。

しかし、いずれどこかの時点で社会復帰するときに、不規則な生活の習慣がついていると、それだけ苦労することになります。また、不規則な生活に陥ると、毎日勉強することも億劫になり、せっかくの休職期間を自堕落に過ごしてしまいがちになります。これでは休職した目的を果たせません。

休職中は、朝型生活、それも、勤務していた時より、朝にシフトした生活を送るようにしましょう。

仮に、普通に通勤していたときに6:30起床、夜は午前1時に就寝していたとしたら、休職中は5時に起きるようにしましょう。4時半、4時でもOKです。そして、起床時間に合わせて、9時、10時には就寝するようにします。

 

私の場合、休職しての自宅療養中は、起床時間を5時、就寝を21時から22時としていました。

1日6時間の勉強をノルマとして自分に課していたのですが、まず5時に起きて洗面等を終えたら、5:30から7:30まで2時間。それからシャワーを浴び、簡単な朝食の支度をして8時。朝の情報番組を見ながらゆっくりと食事をしてしばし休憩。次の勉強は9:30~11:30です。

昼食はごく簡単に済ませて(オールレーズンやカロリーメイトと牛乳ぐらい)、13:00~15:00を3度目の勉強タイムとします。

こうすると、夕方からは、もう自由時間です。

私は、近所の銭湯の一番風呂に入りに行き、ゆっくり過ごした後で、そのまま外食で夕食を摂ったり、惣菜を買って帰ったりしていました。単調だけれど、ストレスから解放され、学ぶことが本当に楽しかったことを覚えています。