「社員に根性を植え付けます」ということで、合宿形式で社員を非日常に置き、軍隊張りの「特訓」を課す社員研修を売り物にしているコンサル会社があります。

あえて名前は出しませんが、「地獄の特訓」などで有名な会社がありますね。また、そこの出身者が自ら会社を起こし、同じような軍隊式訓練を企業に売り込んでいるところもたくさんあります。

いずれも、社員を極度の緊張・恐怖・疲労状態に置いて、罵声を浴びせるなどの人格攻撃を行い、判断力が低下した状態で特定の(経営者にとって都合が良い)思想を注入するもので、伝統的な洗脳の手法に通ずるものがあります。

軍隊に入ったとき、鬼軍曹が極端なハードトレーニングを課すとともに、新入隊員の人格否定を徹底的に行うシーンが「GIジェーン」や「フルメタルジャケット」などの映画でも見られますよね。

こういうものが好きな社長さんというのが少なからず存在するからこそ、これらのアナクロな社員教育会社が生き延びている訳です。

あなたの会社が、何の間違いか、このような会社と契約してしまった結果あなたが「地獄の10日間」などというスパルタ訓練に行かされるのことになったら・・・・ ご愁傷様です。

 

しかし、このような「非日常」の強圧的な研修は、計画的休職と、あわよくば労災での休職を勝ちとるには、またとない機会になる可能性があるのです。

 

かつて、JR西日本の「日勤教育」が問題になりましたが、これをはるかに上回る「人格破壊研修」を商売として実施している企業が多くあります。

この類の訓練の是非は、みなさんそれぞれでご判断頂くとして、この研修を受けた結果、精神的に変調をきたし、その結果休職を余儀なくされた、というストーリーが作れれば、休職のきっかけとなり、あわよくば、労災認定を受けての休職まで狙えます。

元々、大声での威嚇や理不尽な命令、強圧的な雰囲気で追い込むようにプログラムが構成されているから、逆の眼で見れば「つっこみどころ満載」であり、取る「揚げ足」にことかかかない訳です。

これが、社内における、日常的な上司のパワハラ、ということになると、程度にもよりますが、一つ一つは些細なものだったりすることが多いのです。ですから、いざこれを問題にしようと思って公的な機関で相談しても、相談員から「そんなこと気にしなければいいじゃない」とか言われ、相談した自分の方が神経質で小さい人間に見える、というような悩ましさがあります。

 

それに対して、こういう会社の行う軍隊式スパルタ研修は、わざわさ「非日常」を演出し、その中で、恫喝・人格否定といった、集中的なハラスメントの場面を作ってくれるのですから、利用しない手はありません。

 

ICレコーダーを複数用意し、万全の態勢で研修に臨んでください。

実際に研修に参加してから、どのように作戦発動するかは、(中編)(後編)でお話しします。

「外部コンサルの軍隊式研修は、休職の大チャンス(中編)」へ