TOEICのリスニングテストについて、PART3とPART4では問題文を「先読み」し、設問(と選択肢)を頭に入れてからアナウンスを聞き、アナウンスに含まれる正解を待ち構えるようにするのが良いこと、そして、練習の段階では、先読みにたっぷり時間をかけても構わないことは、既に別の記事で書きました。

 

実際、この「先読み」は忙しいことは忙しいのですが、聞かれるか聞かれないか分からないことまで(時間、場所、個数など)覚えようとするよりもずっと楽ですし、アナウンスの細かい部分が聞き取れなくとも正解が出しやすいというメリットがあります。

 

本番前には実践練習をしておく必要がある

さて、初心者の練習の段階では、先読みにいくら時>間をかけても構わないと言いましたが、いざ本番の試験では、前問の3つの質問が読まれている間に、次の問題の3つ分の質問と選択肢(各4つ)を読まなければなりません。

 

3つの質問が読まれる時間は、だいたい25秒程度ですから、1つの質問と選択肢を把握するのにかけられる時間は約8秒です。

 

まぁ、日本語にすれば、

 

1.この会話はどこでおこなわれているものですか?

A.食料品店  B.靴店  C.衣料品店  D.家電店

 

という程度の文面ですから、ネイティブなら5秒もかからず内容を把握できるでしょう。

 

しかし、ネイティブではない英語学習者である僕たちにとっては、3問を25秒で、選択肢も含めて読み切ろうとすると、かなり忙しいです。追い立てられるような感覚の中で解答することになると思います。

 

もちろん、毎回コンスタントに950点以上を取れるような域に達すれば違うのかも知れません。

でも、少し前に「イングリッシュモンスター」として有名になった菊池健彦さんのようなTOEICの達人でも、テストを受けた後に自身のブログで「今回は先読みのリズムが途中で崩れて危なかった」というようなことを書いていらっしゃいましたので、常に余裕綽々ということでもないようです。

まぁ、菊池さんの場合は、満点を取るのが当然であり、また「満点記録更新中」というのがご自身のアイデンティティーになっている訳ですから、1問も落とせない訳で、我々とは立場が違いますが・・・。

 

さて、話を戻して、初学者で、普段は先読みを「時間無制限」にして練習している方も、試験の日が近くなったら、実戦形式で練習しておく必要があります。

 

だいたい、試験日の2週間前から練習するといいでしょう(何度か本番試験を受けて勝手が分かってからであれば、10日前や1週間前でも大丈夫だと思います)。

 

教材としては、本番と同じ形式のものを用意します。公式問題集が一番使いやすいとは思いますが、他の教材の模試でも、本番と同じつくりのものが用意出来れば構いません。

また、必ずしも新しいものを用意する必要もありません。過去に何度も解いたことがあるものでも大丈夫です。

マークシートの解答用紙も、ネットで検索すればあちこちでアップロードされていますので、プリントアウトしておきましょう。

 

公式問題集であれば、1冊に2回分の試験問題が、本番試験と全く同じ形式で収録されています。

僕が受験したときは、試験の2週間前から、この2つの問題を交互に、毎朝出勤前に1つずつ、Part3とPart4の部分だけ、繰り返し行いました。

3回目、4回目になると、問題も正解も覚えてしまいますが、この練習の目的は「先読みのリズムを身に付ける」ことですから、構いません。

ただ、既に覚えてしまっていても、必ず問題文と選択肢は毎回必ず頭から最後まで目を通すことは怠らないようにしましょう。

 

この練習は、野球でいえばバットの素振りのようなものです。

本番に向けて、先読み→解答、先読み→解答 のリズムを身体に染み込ませる訳です。

 

この素振りをやったかやらないかで、スコアには大きな差が出ますので、ぜひ実行して下さい。