デパス(田辺三菱製薬)は、日本で一番有名で、最も売れている抗不安薬です。

とにかく売れたので、特許が切れるのを待って、多くの製薬会社からジェネリックが発売されました。

メディピース(沢井製薬・旭化成ファーマ販売)、エチゾラム(サンノーバ)、デゾラム(大正薬品工業)、エチカーム(東和薬品)、パルギン(藤永製薬・第一三共販売)、アロファルム(テイコクメディックス)、エチセダン(共和薬品工業)、カプセーフ(大原薬品工業)、サイラゼパム(マルコ製薬)、ノンネルブ(日新製薬)、エチゾラン(小林化工)、デムナット(鶴原製薬)、モーズン(辰巳化学)、セデコパン(長生堂製薬)。

これらは全てデパスの後発薬です。

精神科や心療内科のクリニックで、上のどれかを処方されて服用している方も多いのではないでしょうか。

 

デパスは脳のBZD受容体に結合して気持ちを落ち着かせる作用があります。

精神科や心療内科を受診し、「不安感が強くて落ちつかない」「とにかく憂鬱」「強い焦燥感に襲われ物事が手につかない」といった症状を訴えると、最初に処方されるケースが多い薬剤です。

 

また、デパスの特徴として、他の抗不安薬に比べ、高い抗うつ効果も有することがあげられます。

そもそも、デパスというネーミングからして、デプレッション(depression=うつ)をパスするというところから来ています。

ですから、単に不安を和らげるだけでなく、気分を持ち上げる効果も期待できるのです。

 

肝機能の数値悪化に注意(転職時には健康診断がある)

デパスは苦味がなく、ビオフェルミンと同じようなほのかな甘さがあるため、服用もしやすい薬です。

処方されるときは、「食後に1錠、1日3回」といった指示になることが多いでしょうが、不安感が強い時に頓服的に呑む人も少なくありません。「今日は上司にネチネチやられてストレス溜まったから、6錠も呑んじゃったわ」というような人もいます。

デパスは副作用が非常に少ない薬ではありますが、それでも薬である以上、肝臓で代謝されるため、肝臓に一定の負担をかけることになります。

僕の経験でも、デパスを長期間服用している時期、デパスに加えて抗鬱剤も服用している時期には、肝機能検査の数値が悪くなることがありました。

健康診断などで採血して検査する肝機能検査は、普通、GOT(AST)、GPT(ALT)、γGPTの3種類ですが、GOTとGPTの値が基準値をオーバーするのです。

もっとも、医師に言わせれば、基準値を超えているとはいえ「何ら心配のない範囲」で、特に治療もいらないということでしたが、それでもこの状態で転職のための健康診断を受ければ、基準値を超えている以上、「肝機能障害」の記載は免れません。

まぁ、医者が「就労制限あり」と判断するほどに数値が悪くない限り、採用が取り消しになることはないと思いますし、必要以上に心配することはありませんが、それでも転職先の会社に対しては、なるべく健康体であることをアピールできたほうがいいですよね。実際、面接では「極めて健康です」と答えているはずですから。

ですから、デパスや抗鬱剤を服用している人は、近い将来転職を計画しているのであれば、定期的に肝機能検査を受け、数値が基準値を超えているようなら、肝臓の保護薬を一緒に出して貰えないか担当医に頼んでみましょう。

僕の場合は、肝臓保護薬を呑み始めたら、GOT・GPTの数値はすぐに正常範囲に戻りました。

 

自己判断でデパスの量を増やさない

デパスのようなベンゾジアゼピン系の薬には耐性があり、徐々に効き目が弱くなることがあり、それによって呑む量が増えてしまいがちになります。

耐性ができて、効き目が弱くなったと感じる場合でも、自己判断でやみくもにデパスの服用量を増やすのは好ましくありません。

肝臓に負担がかかるのは上記の通りですし、そもそも薬には、1日に飲んでよい上限量というものがあります。

ストレス、いらいら、落ち込みが激しく、どうしても苦しい時には、禁を破ってデパスを規定量以上に呑んだりせず、精神安定効果があるといわれるハーブのサプリメントを併用してみるのも一案だと思います。

 

正直なところ、ハーブのサプリメントの効き目は個人差が大きいようです。

ある人は「Aハーブがいい」と言い、別のある人は「Aは効かない、でもBは素晴らしくいい」という具合で、万人が間違いなく効き目を実感できる、というものはないというのが現実です。

しかし、自分に合うものが見つかった人では、ケミカルな薬品よりも精神安定の効果が大きいと実感する方も多くいるようですので、試してみる価値はあると思います。



尚、デパスには離脱作用があると言われます。

僕自身は特段の離脱症状を経験しませんでしたが(但し抗鬱剤のパキシルではありました)、長期に連用した人が服薬を止めたり量を減らしたりする場合は、医師に相談の上で行うようにしましょう。

 「生づらきさ」感じていませんか?

 

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