桑島隆二氏の「パワハラから人事異動で脱出する方法」を購入し、内容を確認するとともに実践してみました。

 

29,800円という、決して安くはない教材ですので、僕も購入には勇気が要りました。

購入を検討されている方は、是非以下のレビューを見て、判断の参考にして頂ければと思います。

 

 

パワハラの原理について心理学の面から理解できるため、応用範囲は広い

単なる、人事異動を発令させるためだけのハウツーではない!

タイトルは「パワハラから人事異動で脱出する方法」ですが、上司がパワハラに走る理由、そしてパワハラの相手にあなたを選んだ理由が、心理学的側面から説明されています。

 

心理学的に、といっても、面倒な学術用語が出てくる訳ではありません。

 

人間が誰でも内面に有している○○○、そしてそ○○○に対する無意識の防衛意識が、パワハラ気質を持った上司の場合、パワハラという形で表れてくるということです。

 

そして、その標的となる人は、その標的となるような言動を、気付かないまま、良かれと思ってやってしまっているということが、具体的に説明されています。

 

ですから、単なる人事異動を発令させるためのハウツーものではありません。

 

会社という組織の中で、どのように振舞えば障害物を避けて上手に泳いでいけるかが分かるので、応用範囲は大変広いと思います。

 

 

人事異動以外での解決策を考えている人にもお勧め

人事異動での解決を考えていない場合、あるいは人事異動が望めない組織で働いている人でも、この教材から学べることは多いと思います。

実践すれば現状を変えるのに大きく役立つはずです。

 

また、転職を考えている人にも有効です。

 

転職先では、新しい組織・人間関係に対応していかなければなりません。

この段階でミスを犯し、せっかくの転職先を、またもやストレス溢れる場にしてしまう人が多いのです。

 

この教材で学んでいれば、不用意な言動で取り返しのつかない失敗をすることがなくなります。

 

パワハラ上司にやってはいけない2つのこととは?

著者の桑島氏は、パワハラ上司に対して決してやってはいけない行動として、以下の2つを挙げています

 「パワハラ上司に対して、問題点をわかりやすく説明する」

  「仕事の指示内容に対して、有益と思える改善点を進言する」

これらは、どちらも正しい行動、部下として、組織人として望ましい行動と見えます。

でも、会社という組織の中でこれを行う場合は、よくよく注意しなければならないと桑島氏は説きます。

上司の深層心理を理解した上で、極めて慎重に行わないと、とんでもない事態を招くことがある危険な行為なのです。

 

上では、「パワハラ上司に対して」と書きましたが、実は、「すべての上司に対して」と言い換えた方がいいかも知れません。

部下に向かって「気付いたことはどんどん進言してくれ」と言う上司もいますが、こういう上司ほど、気を付けた方がいいのです。

 

僕は、自分がなぜ特定の部下に不快感を持つのかが理解できた

上司の立場からは、部下もストレスなんである

僕は現在、ヒラ取締役兼務の部長職に就いています。

何度か転職して現在の職場にたどり着きました。

 

以前の職場で経験したような深刻な精神的苦痛からは(今のところ)解放されていますが、それでも毎日、多少のストレスはあります。

 

そして、僕のストレス源になるのは、実は「部下」である場合が多いのです。

 

これらの部下は、仕事が出来ない訳でも、サボっている訳でもありません。

いや、むしろ仕事熱心で、会社のために役に立つ「提言」をいろいろしてくれます。

 

客観的に判断して、彼ら、彼女らの言うことは正論です。間違っていません。

 

でも、僕は、彼らについて、不快な感情を持つことが多々あるのです。

 

なぜか分からないが、「カチンとくる」のです。

 

もちろん、僕はカチンときたからといって、彼らにパワハラをすることはありません。

不快な感情は呑み込みます。

客観的・論理的に判断して、彼らは間違ってはいないからです。

 

でも、僕がもしパワハラ体質を持った人間であったなら、彼らをターゲットにパワハラをしていたかも知れません。

彼らをパワハラのターゲットとすることで、自分の中に潜んでいる○○○という感情から、自分を守ろうとしていた可能性は、多分にあります。

 

カチンとくる部下と、そうでない部下がいるのはなぜか

ここで重要なことは、同じように意見具申をしてくる部下の中にも、この「カチン」を感じさせない部下がいるということです。

 

進言してくる内容は変わりません。

 

でも、不思議なことに、僕がカチンとくる部下と、そうでない部下とがいるのです。

 

これまでその違いが何なのかよく分かりませんでした。

 

この教材の音声ファイルを聞き、テキストを読んで、その理由が明確になりました。

「なるほど、そうだったのか」という感じです。

 

自分がなぜ「カチンときた」のか、自分の不快感の原因がはっきり分かったことで、この感情のコントロールが容易になりました。

 

「そうか。僕の心は、今こういう風に反応しているんだな」と、客観的に見られるようになると、それだけで部下から感じていたストレスが格段に減りました。

 

 

自分が「カチンとくる部下」にならないように、僕は上司への接し方に気をつけるようになった

僕の上司は、上席の役員ということになりますが、これまでの部下である僕の言動について、彼らが「カチンと感じた」ことがなかっただろうか、と考えると薄ら寒くなりました。

 

僕も、自己主張は強い方ですし、理屈屋でもありますので、多分上司は何度も「カチン」ときた場面があっただろうと思います。

 

幸い、これら上司たちもパワハラ体質ではなかったので、助かっていたのでしょう。

 

僕の立場では、経営に関する色々な提案をし、それを実行に持っていかなければならないのですが、その過程で上司の賛同や協力は不可欠です。

 

でも、たとえ上司が口に出さなくとも、「なんだこいつ」というような、内心の不快感を持つようなことが重なれば、この「賛同・協力」と言う場面で、地味な抵抗を受ける可能性もあります。

 

上司が「こいつは可愛げのある部下だ」と感じていれば、自分の人脈を紹介してくれたり、予算面で多少無理をしてくれたりします。

 

逆に、「こいつは何か癇に障るんだよな」と思えば、冷ややかに見守りつつ、細かい部分の粗探しをしたり、予算面で締め付けられたりということになりかねません。

 

提案の内容が同じでも、そして上司が明確に反対せず、基本賛成の場合でも、その後の展開が大きく変わって来ることは、現実にあるのです。

 

これまで、自分が部下から感じる「カチン」について自覚していながら、自分が上司に与えている「カチン」のことを考えたことがありませんでした。

 

この教材に接して以来、提案の仕方、シチュエーションの選び方、言葉の選び方について、よく気を付けるようにしています。

 

気持ちよく賛成し、協力して貰いたいと思ったら、上司の○○○を刺激してはならないのです。

そのことが良くわかりました。

 

そのように気をつけるようになってから、言葉では説明し難いのですが、上司との関係が明らかに改善しました。

 

立ち話程度に、「今度こういうことが出来れば良いのですが」と言ったことについて、後日上司から「この間こう言ってたけどさ、参考になりそうな資料を見つけたからメールしとくから」と連絡が来たりします。

頼みもしないのに「専務にも話を通しておいたから」と根回しをしてくれたり、ということが、実際に起きています。

 

会社の施策ですから、感情は交えず、常に論理的に決められなければならない、というのはその通りです。

 

でも、実際に会社を構成しているのは感情を持った人間です。

 

人間心理について、特に上司の心理についての知識があるかないかで、同じ仕事でもスムーズに進められるか、無駄な労力を使うことになるかの違いが出てきます。

 

この教材は、そのための知識と知恵を教えてくれます。

 

あなたが今の会社に留まって働こうとも、転職しようとも、どこに行っても役立つ知識と知恵です。

 

 

この教材を買ったら、必ず音声ファイルを先に聞くこと

音声の方が文字よりもすんなり染み込んでくる

以下は、僕がこの教材を使用して感じた「使用上の注意」というか、「使用上のコツ」についてお話しします。

著者の桑島氏が言っていることではありません。

あくまでも、僕の個人的な意見であることをご承知置き下さい。

 

商品紹介ページでも書かれていることですが、桑島氏は「パワハラを行う上司が悪いのは当然」としながらも、「パワハラ被害を受けるのは、受ける側に原因がある」と言っています。

 

これは、パワハラの渦中にある人にとっては、結構受け容れ難く、抵抗が大きい言葉だと思います。

 

よく読めば、桑島氏はパワハラされる人が「悪い」とは言っていません。

「原因がある」と言っているだけです。

 

テロの頻発している地域があるとします。テロリストが悪いのは当然です。

でも、その地域に無防備に渡航してテロに巻き込まれたら、自己責任を問われます。

 

牧場に牛がいるとします。当たり前ですが、あなたは牛より格段に知能指数が高いはずです。

でも、牛の前で不用意に赤い布を振り回した結果、牛に突進されてケガをしたら、ケガの原因は100%あなたにあります。

 

例えが下手で申し訳ないのですが、桑島氏のいう「あなたに原因がある」は、要するにそういうことです。

 

知らず知らずのうちに、牛の前で布を振るような真似をしてしまっている、それが何かを丁寧に解説してくれているのです。

 

でも、実際にパワハラ被害に遭っているとき、「あなたに原因がある」ということを最初から文字で読んでも、なかなか受け容れられません。

 

そこで必要になるのが、音声データです。

 

この教材を購入すると、5つの音声データが特典として付いてきます。

 

音声ファイルのタイトルは以下の通りです。

それぞれ15分から18分ぐらいです。

 

① 上司がパワハラをする理由

② パワハラ上司との関係を改善する方法

③ 人事異動・部署異動を発令させる方法

④ ミラー細胞とは何か

⑤ パワハラ被害は飛躍の大チャンス

 

この教材を購入したら、テキストを開く前に、まずこれらの音声を聞いて下さい。

少なくとも、①~③を聞いた後で、テキストを開くようにして下さい。

 

僕自身は、購入後、最初にテキストを開いて一気に読んだのですが、その時点での正直な感想は「高い買い物をしちゃったな(-_-)」というものでした。

 

「書いてあることは間違いじゃないんだろうけど、この程度の内容を読むために3万円近く払ったのか」

と、心の中に “勿体ないオバケ” が出てきました。

 

しかし、2~3日してから、購入時にメールで届いた音声ファイルを気まぐれに聞いてみたところ、この教材に対する評価が180%変わってしまいました。

 

「これだわ。俺が部下にカチンと来る理由は」

「今の上司に対する対応の仕方、これ、ヤバイわ」

「これまで、”自己評価を上げよう”、と思ってしていたことが、多分逆効果になっとるわ」

 

これらの気づきを踏まえて、改めてテキストを読んでみると、最初に読んだ時とは、まるで違ったものに見えました。

2度目なのに、初めて読むような気がしました

 

最初に読んだときは、表面的に理解しただけで、書かれた文字の奥にある深い意味を読み取れなかったんでしょうね。

 

 

僕は現在、ほぼ毎日、テキストのどこかを読むか、音声ファイルのどれかを聞いています。

今では、この商品の価格は、「適正価格」だと思っています。

いや、毎日音声ファイルを聞き込んでいる僕にとっては、むしろ安いと思えますね。

 

 

著者の桑島隆二氏について

著者の桑島氏は、現在の肩書は「プロ心理カウンセラー」ですが、以前は司法書士事務所を経営されており、さらにその前は、大手企業に勤めるサラリーマンでした。

 

大学生のとき、不幸にも脳腫瘍を患い、治癒したものの右手に障害が残ります。

 

縁故で大企業に就職したものの、会社のためによかれと思ってした提案をきっかけに上司との関係が悪化し、激しいパワハラのターゲットになりました。

 

毎日死にたいと思いながらも、パワハラをバネにして仕事をしながら司法書士試験に合格するのですが、その経験の中から、「上司がなぜパワハラをするのか」「どうして特定の人がターゲットになるのか」「パワハラに遭わないためにはどう処するのが良いのか」ということを掴みとり、それをまとめたのがこの教材です。

 

こうしてみると、相当に「すごい人」なのですが、音声ファイルで聞く桑島氏の声には、威圧感は全くありません。

親しみやすい、人のいいおじさん、という感じの声です。

ですから、抵抗なく、心にすんなり入ってきます。そして、染み込んでいきます。

 

レビューの最後に

僕はこの先、今の会社で勤め上げるか、またまた転職して別の会社に行くのかはわかりませんが、サラリーマンとして組織に属する限り、どこでも普遍的に使えるノウハウをこの教材から得られたと思います。

この教材のノウハウは、何十年経っても、組織を動かすのが「ヒト」である限り、陳腐化することはないでしょう。

ものごとの原理は単純ですが、その単純な原理に気付かない限り、苦しみ続けるのです。

少しでも「楽に」働くための原理を知り、実践したいと考えるのであれば、この商品を検討してみては如何でしょうか。

公式ページ ⇒ パワハラから人事異動で脱出する方法